7月の半ばあたり、Gitを更新しようとした時に、「404 File not found」と表示され、 gitが更新できなくなった。原因を明らかにするため、色々調べたり、先生に相談したりしたが、結局、確かな原因を突き止めることができなかった。そんなこともあり、リポジトリを作り直すことになった。
前期、自分のホームページをきれいにしたいなあと思い、少しだけhtml、css、javascript、などを勉強していた。勉強といっても、weblikerという学習サイトで基本を学び、あとは少しずつ調べながら書いていくという感じだったので知識もあまり無く、クオリティーも低かった。ただ、自分で書いたプログラムで何かを作るのは初めてだったので、出来上がった時は感動したし、思い通りにデザインをコーディング出来たらもっと楽しいんだろうなと思った。
そんな事件と想いが重なり、夏休みの前半はhtmlとcssを本格的に勉強して、壊れたホームページをオシャレに作り直すことを試みた。
まずは、Illustratorで自分の作りたいホームページ をデザインした。
それから HTML&CSS逆引き事典という辞書のような参考書を読んだり、ネットで調べたりしながらコーディングしていった。
Javascriptでハンバーガーメニューなども作ろうと試してみたが、自分では正しく動くだろうと思って書いたコードでも動かなかった。
このようにいくつか思い通りにいかない点もあったが、前回よりは格段にホームページをオシャレにデザインすることができたので、とりあえずgitを更新することにした。
しかし!
またエラーになってしまった。
先生に教えていただいた注意点なども踏まえてやったので、またしも原因は不明だ。
大きな希望が打ち砕けると、それは絶望になり、絶望は無気力感の伴うものであるということを自ら改めて学んだ。
7月の始めくらいからswiftUIというプログラミング言語を勉強している。swiftUI徹底入門という本で勉強している。この本は一冊を通して、タピオカミルクティーの注文アプリを実際に完成させていく中でswiftUIを学んでいく本だ。全てで14章あるのだが、進めていくうちに、半分くらいにきたところでつまづいた。そもそもこの本の冒頭に「ある程度C言語やswiftを理解している前提」とあったので、説明もなくわからない単語がどんどん積み重なっていき、わからなくなった。また、このコーディングがどのような機能を果たすのかは理解できるが、全体でどのように機能するのかがわからなくなった。いわゆる、「木は見えているが、森は見えていない」状態だ。
そんなこともありプログラミング学習において「全体像や基礎をしっかり理解してから、細かいことを学ぶ」という方法が適しているのではないかと思ったので、とりあえず、そもそもプログラミングとはを理解するために『プログラミングの仕組み』という本と『詳解swift』という本を購入し、勉強を始めた。『プログラミングの仕組み』の方はすんなりと理解できたが、『詳解swift』の方は内容がなかなか重いので8月中には理解できそうになかった。
ゼミ合宿におけるデザインシンキングの準備としてインタビュー調査を行った。テーマは、「小さな需要」で、「身近な不満」について三人(男女大学生1人ずつと母)にインタビューした。インタビューをしてみて、相手の話を引き出すのがいかに難しいかを実感した。人によっては、質問すると、進んでたくさん話してくれる人もいるが、中には、シンプルな答えしか返ってこない人もいる。そのような人に対しては、自分から深掘りしようと心がけていたのだが、深掘りというよりは「○○って言うことだよね?」と少し回答を誘導するような質問の仕方になってしまったことも多かった。そういった意味で、相手が話しやすいような雰囲気作りや質問をすること、ただ、自分の価値観に染まった誘導尋問のようにならないようにすることがインタビューのポイントだと感じた。上達には数をこなすしかなさそうだ。
●デザインシンキング
■講義メモ
・文化人類学的なアプローチで人々の価値観を理解する。
・デザインにデザインの投資をする→利益4倍・成長率2.1%
・Everything is design -Paul Rand-
・Design is a relationship between form and content
・Engage with others
・Seek Discovery(旅行に行ったときのように物事を注意深く見る)
・Show unfinished work
・Break through the surface layer to understand
how people behave what they care about what they believe.
・その人が何を信じているかを理解することが大事かも
・自分の価値観でフィルターをかけない。
■実際の分析
スプレッドシート
考察・反省
・デザインシンキングの学習を通して、客観的に物事を捉えて、相手に寄り添い、物やサービスを生み出すための手法を学ぶことができた。ただ正直、このようなデザインシンキングのプロセスを学ぶことはできたが、これが、何か新しいものを生み出すのに役立つという実感は得られなかった。なので成功したデザインシンキングの例などがあれば、インタビューする際や分析のポイントがわかるのかなと感じた。また、得られたfactをどう解釈するかや、グループワークの良さなどが最終的なアイディアの質に大きく関わってくるのかなとも感じた。グループワークに関して、日本人はその場の「和」を大切にすることを必要以上に重視してしまい、雰囲気的に発言しにくいことが多い。これは、新しい物やサービスを生み出すという観点からするとよくない文化である。なので、ブレインストーミングなどの、良し悪しは関係なく、とりあえずアイディアを出してみるという手法は日本人には向いているのかなと感じた。
●因子分析
アンケート内容考察・反省
・分析をする前の準備がうまくいかず、かなりの時間をそこにかけてしまったので、急ぎ足での分析だった。
・因子分析をする前に「期待」「憧れ」「人間関係」「成功体験」「ポジティブ」の5つの因子が抽出されるのではないかと予想していた。実際には「応援」「季節」「安心」「チャレンジ」などが多かったので意外な部分も多い。中でも「ネガティブ」が多かったのは驚きだ。
実際にネガティブと名付けた因子の因子負荷量が以下の画像である。
ただ、アンケート結果と照らし合わせても、ネガティブな人が希望を持っているということがなさそうなので、どうしてこのような因子が抽出されたのか疑問である。正直まだ、どのようにして因子が抽出されているかなどの構造の部分を理解していないのでそこら辺を理解したほうがよさそうだ。
●先生への相談を踏まえて、夏休みにやること
・希望と計画の関係を探求するためのインタビュー(高橋くんと一緒に)
・後期から実際にアプリ開発をスタートするための準備(『swiftUI徹底入門』と『詳解swift』の徹底理解)
今日から高橋くんと合同で研究を進めていくことになった。
google documentを使うと共同作業がしやすいと留学中に学んだので、ZOOMに繋ぎながら、google documentにメモしていくスタイルで一緒に作業している。
オンライン合宿の時に、「インタビューは準備をしっかりすることが大事だ」と痛感したので、初日はまず、「希望」「計画」「インタビュー対象者」に関して、どのようなことを知ることができれば良いかをブレインストーミングでひたすら考えた。
前回ブレインストーミングで考えた項目を、実際に自分たち自身が答えてみて、その回答を深堀するという形でお互いのインタビューをしてみた。高橋くんにインタビューしてみて「ライフステージによって変化する環境に伴って自分の希望も変化すること」「趣味のゲームが大きな希望であること(発売日まで頑張れたり)」「高橋くんは計画を立てて、実際に達成率も高いので、計画を立てることが楽しい」などの研究の材料になりそうな情報を得られた。また、そこで得られた結果から、以下のことをインタビューをする際に意識すると良いのではないかと感じた。
・人生の転換点を意識した質問をする。
・その人が大切にしてるものを理解する。
・成功体験・失敗体験を聞く。
・具体的な計画のこだわりを聞く。
・人との関わりと環境を意識した質問をする。
・ポジティブ・ネガティブな言葉に注目する。